「旭またいいねめっちゃついてる」
「ありがたいなぁ」
「開設して数日でしょ? すっかり有名人ですね」
「狙ったわけじゃないけど、受け入れてくれる人の数が目に見えるのは嬉しい」
「アレなの、やっぱ。今日のコーデ撮る時“これはバズる”みたいな確信持ってるの?」
「そういう確信はないよ。むしろ“この画角でちゃんと服見えてるかな”とかそういう不安ばっか」
「ふはっ。大丈夫、ちゃんとオシャレだよ」
「えっなんでちょい笑って言うんだよ! なんか“美意識高め男め”って鼻で笑われた感じすんだけど」
「違う違う。実際旭オシャレだし、そういう意味では笑ってない」
「そういう意味“では”?」
「なんか、色々悩む部分は変わんないなぁと」
「あー……。悩みまくりだよ、俺なんて」
「ふふっ。ねね、そのアカウントで私のこと1番にフォローしてよ」
「ははっ」
「え、何その笑い」
「なまえも、スガも。変わんないなぁと思って」
「何故ここでスガ??」
「スガも言ってた。おんなじこと」
「……待って、それはなんかヤダ」
「なんでだよ、良いじゃんか。みんな仲良しで」
「そー、う、だけど。なんか、うん。え、やだ。そういう時のスガって精神年齢中学生並みじゃん」
「だな」
「素直な肯定おやめください」
「大丈夫だよ。そういうスガもなまえも俺好きだから」
「えっと、あ、ありがとう……」
「それと。ちゃんと烏野メンバーを1番にフォローしてるから」
「エッちょ何もう。恥ずかしいって」
「ちなみに、なまえが正真正銘の1番」
「……旭って、こういう部分は変わったよね」
「ん?」
「どストレートになった」
「そういう俺、どう?」
「……いいね! です」
「ははっ。やった〜!」