とても言いにくそうに事実を述べる海信行

「信くんと同じレベルで草木を愛でたいッ!!」
「俺は今も充分楽しんでるよ」
「でも信くん、もっと動植物の話で盛り上がりたいでしょ?」
「なまえとも盛り上がってると思ってたんだけどな」
「実は私、夏休みに遠くからから遠征合宿に来てた人と、信くんが生き物の話で盛り上がってるのを見てたんだよね」
「あぁ、烏野が来てた時かな」
「衝撃だった。あんなに信くんが楽しそうにしてたの、負けた気分だった」
「勝ち負けなんてないよ」
「でも! 私は知ってるのです。あの花が桜だってことくらいは!!」
「あれは……ハナモモだね」
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