アフターワード

ここまでお読み下さった皆様、お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。

思えば東卍に沼り、初めて夢を書いたのも三ツ谷くんでした。しかも今後増えるか分からないと言った数日後には中々のハイペースで夢を書いていたのには自分でも驚きと失笑を覚えました。

気が付けば長編にまで手を出すという…(笑)

そしてその相手もやはり三ツ谷くんでした。三ツ谷くんは、作中に出てくるように色んな場面で色んな人の上に立っている存在です。それでいて、傲慢な態度は一切取らない超格好良い兄貴肌な少年です。私の好みですね、はい。

そんなこんなで書きだした長編。原作自体、中学生がメインの物語なので主人公は必然的に中1という設定になりました。中学生ってどこまでの範囲自分の力でやってたっけ?と必死に遠い昔を思い返しながらの執筆でした。所々“ん?”と思う場面もあったかもしれません。まぁでも相手は不良だしなと笑って下さると幸いです。

ただ、一応この作品には中学生らしいどきまぎ感を入れたつもりです。三ツ谷くんも恋愛関係には疎いタイプっぽいので、この作品の三ツ谷くんが自分の想いを自覚したのは83抗争の辺りです。ですので、この2人の想いは本当に最後の方になって通じ合いました。何度もじ、じれったい…と思いました(笑)

そして、この物語は手芸部に属する女の子の話なのでデザインもパッチワーク風にしてみました。デザインの関係上20話で終わらせたくて、最終話にぎゅっと詰め込んだ感があったなぁと自分の技量不足を感じています。それでも書いている時間はやっぱり楽しいですね。

あと、構成上三ツ谷くんの誕生日話を入れられなかったのが悔やまれます。その後悔を晴らすべく、次のページで誕生日にまつわる番外編を書いたのでもし良かったら見てやって下さい。

さて。これから、この2人には数ヶ月後“血のハロウィン”が待っています。
“誰かの死なんて考えたくない”という三ツ谷くんのセリフを書いた時は少しだけ泣きそうになりました。だからどうか、この世界の物語ではヒロインが三ツ谷くんを支えてくれることを祈ります。

それからクリスマス決戦では家庭環境の似た柴家のことをヒロインはどう感じるのだろうかと考えてみたりしました。

考え出すとまた書きたい気持ちが顔を覗かせそうにもなりますが、一先ずはここで終わりです。

東卍を知らない、この話で初めて知ったという方がいらっしゃれば是非原作を読んでみて下さい。とても面白いです。私もフォローさせて頂いている方に教えて頂いて沼りました。もしもこの作品が新たな東卍民さんとの出会いのキッカケになれたなら、それはとても嬉しいことです。

末筆ながらここまで読んでくださった方へのお礼を申し上げます。本当に、ありがとうございました。

まうす
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