解説に入る前に、ここまで読み進めて下さった読者の皆様にお礼申し上げます。

本当に、ほんっとうに読み手を選ぶこの作品に目を通してくれて、ありがとうございました…!


では、あとがき兼解説スタート。

shootin’star…星を撃て、という題ですが、この場合の「星」とは才能を意味しています。
主人公なら絵の才能、今吉ならバスケの才能ですね。

星は、2人とも「持っていた」ものです。
そして2人とも、今は失ってしまったことに気が付いている。

ここまでは一緒。

けれど、主人公は負の感情を向ける対象を無くして自分に刃を向けてしまう。
才能という媒体を通してセンセイに依存しきっていた主人公は、メンタルが非常に弱いのです。


そこにメンタル妖怪の勇者今吉が登場!
それでもWC直後では泣いてましたが、すぐ東大受験にシフトするあたり、精神力はバケモノだと思います。

また、バスケに関しては自他を比較しやすいため、負の感情は「星」を持つ選手ーー作中では青峰ーーに向ける「ことができる」というのもあるでしょう。
…表立ってはしてませんが、今吉は多分、若松よりも青峰のことが嫌いだと思う。

だからこそ、主人公に引きずりこまれることなく、逆に救うことが出来た。
これがもし氷室とかだったら、きっと主人公と心中してしまう(笑…えない)


なんだかややこしくなって参りましたが、早い話が今吉の包容力を全力で妄想しただけです。
それと、乃木坂46の「制服のマネキン」にハマった影響が色濃く出てます。影も形もない、なんて言わせない…っ!


こんな感じです。
長々とお付き合い頂き、本当にありがとうございました。


20130317





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