抜き取り式御題08

かきつばた
芸人魂
サロメの血
ヘタレてる場合じゃない
酒豪とヘビースモーカー
熱愛宣言
嘘っぱちな金色頭
薔薇の吐息
新手の苛めですか、そろそろ泣いて良いですか。
お守りの一種であり、架せられた罪の比喩であり、神を殺した死刑具。

他人は黙っていてくれ、私はこれで幸せなんだ。
空想上の悪魔が実際に居たら、きっとこういう性格に違いない。
前向きに考えてみよう。我儘とはある意味素直と言えないか?
そうして君は無邪気に僕の傷口を開く。
生きてきた中で、僕は僕の事を醜いと思った時は無かった。
子は親を超えると言うが、いくらなんでもやりすぎではないか?
どんな時でも雪は綺麗で、どんな時でも雪はどこか悲しい。
閉ざされた扉から白い光が漏れ、微かに聞こえる音もどこかなつかしい。
彼の事を教えます。人助け体質の、冷たい人なんです。
散り行く花は悲鳴を上げて、重く重く圧し掛かる。背骨の軋む音、悲鳴が重い。

雨粒を数えよう。いつかくる終わりなら、ずっと後の方が良い。
多くは望みません、1つだけでいいのです。
報われない想いを抱いて泣く。ああ、ぼくはなんてかわいそう!
本当に悲しい人は、彼だったのかもしれない。
強がりさんとの友好的付き合い方第一条。黙るまで抱きしめること。
こいつの口から出る言葉は全て真っ当で正しく、純粋で幼稚で希望に満ちていて愚かで残酷だ。
たくさんの悲しみを握りつぶしたその拳は真っ赤で、もう触れることも出来なかったのです。
責任感が無いくせに責任を感じるから、そのジレンマで胃を悪くする。
拙い言葉をつなぎ合わせて、得られる物が有ると信じていた。

信じられなかったのは弱い自分のせい。誰のせいでもない、只、自分だけの罪。
理屈なんか必要ない、どんなに素晴らしい美徳であろうとも、この衝動の前では何の意味も持たないのだから。
人は何時だって幸せに貪欲で先を切って走る君の後姿を追ってはみるが産まれてこのかたずっとインドア派でとおしてきたボクは君の影を掴む事も出来ない
この胸を突き刺して 血塗れのまま天国へは入れない?
蝶と蛾は同じようなものなのに何故扱いに差が出るのか。
乾いたスポンジのようだ。やわらかいだけで意味がない。
完璧なものは美しいが愛嬌がない。不完全なものは愛嬌はあるが醜い。
男は愛情を持たなくても人を抱けるというが、ちょっと自分で試してみてくれ、案外難しいものだ。
視界はぐるぐるとして、吐き出す空気が熱くて煩わしい。
ひていしてくれ、そうしたらきっと、ぼくはらくになれるから。

この国では言葉が通じないと想いも通じないらしい。
この大地以外の場所の何処をどうやってお前を探せば良いんだ
何もかもが憎らしくて、何もかもが羨ましかった
骨の間の丸い肉に映る映像を読み取っているだけ
其は勇敢なる我が牙 其は絶対なる我が盾
打ち捨てられた屍の中であなたを探す
どうして私だけ一人なんですか
手に入らない星に手を伸ばしているわけではなくて、隣に居る貴方に触れたいだけなのに、それすらも叶わない。
唇に毒を乗せて、口付けと一緒に闇へと堕ちる準備は万端
壊れたマリオネット糸を切り落としたら君は二度と動けない