昴はいつも1人で何かを抱えこんでた 白石は何もできない自分を悔やんでた ユウジはそんな2人に困惑してた そして、俺は、 謙也「(ただ、実感がわかなかった)」 目の前では神奈川から帰って来た昴と白石がいつも通り接しとる ユウジもいつも通り小春といちゃいちゃしとった まるで、タカ兄から聞いたことを忘れようとしているかのように―。 謙也「(…自分等は、それでええんか)」 納得がいかなかった でも、そう思っとるのは俺だけなんやろか? イライラする。 何も聞かない白石 何も言わないユウジ 何も頼らない昴 何もしない、俺 そして、 謙也「(いつも通り笑っていられる自分等を見てられへん…。)」 ≪ | ≫ [Back] |