白石「昴」

昴『んー?何?』

白石「なんか立海からお客さん来とるで?」

昴『は?』




オレに客?

なんでオレ?ここ学校じゃん

てか、立海?なんか聞いたことあるよーな…

不思議に思いつつコートから出てみる

すると、そこにいたのは、




仁王「お、やっと来たか。久しぶりじゃの」

昴『…すいませーん!他校の生徒がいるんですけどー!!』

白石「や、だから立海から昴に客言うたやろ!?」

昴『なんで仁王がいんだよー!!??』



仁王雅治。

神奈川にいたころの親友が今、オレの目の前にいた




* * *




昴『で、何しに来たんだよ』

仁王「せっかく親友が会いに来てやったのにそれはないぜよ」

昴『突然すぎんだよ!一言くらい言えって』



そう言うと仁王は悪かったとすこしばつの悪そうな顔をした

別に、そこまで責めてるわけじゃねーんだけど

むしろ、久しぶりに会えて嬉しいくらいだ



昴『学校どうだ?』

仁王「んーまぁ、それなりに楽しんでるぜよ」

昴『ほー…そりゃよかったな』

仁王「今何を思った」

昴『どうせイタズラしてんだろなーと』

仁王「当たり前じゃき」

昴『いやいや、当たり前にすんな』



どうやら、昔からの癖はなおっていないらしい

人を騙してニヤリと笑う仁王は相変わらずだ

何も変わっていない

そんな仁王に少し安心したのはきっと気のせいではないだろう



と、その時だった



一氏「ん?」

昴『お、ユウジ。今日は遅かったな』

一氏「おん。ちょっと雑用任されたん。で、どちらさん?」

昴『あ、こいつ?仁王雅治。神奈川にいた時のテニス仲間』

仁王「どーも」







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