昴『はい?文化部?』


担任の一言で、オレは随分頭を痛めた

入学してから早三ヶ月

もうあと一ヶ月もすれば夏休みという次期だった



担任「やから、うちの学校文化部と運動部の掛け持ちが原則やねん」

昴『は?なんで?てか、オレそんなの聞いてない』

白石「そら昴寝とったし」

昴『何故、起こさなかった』

白石「自業自得や」



白石ってこういう時は厳しいと思う

と言っても、白石の言うとおり自業自得なわけで、



担任「明日までにどこ入るか決めといてなー!」

昴『明日!?明日かよ!?見学とかなんもさせてくんねーの!?』

白石「言っとくけど、部活はサボったらアカンで」

昴『鬼か!!』



悪態をつきつつチラっと担任に渡されたプリントを見る

お笑い研究部?この類多いなオイ

委員会にもあったよな?

あと落語研究部って渋いなこの学校

なんかあと2つ怪しいってか気になるのがあるけどこの4つはパス




昴『白石は新聞部だったよな…謙也とかはどこ入ってんの?』

白石「謙也とユウジが軽音やっとるで」

昴『はい?』

白石「ん?俺なんか変なこと言うたか?」

昴『いや、なんつーか、え?ユウジ軽音なの?』



だって、お笑い研究部あるじゃん

あいつはこれ入ってるもんだと思ってたぜオレは



白石「ああ、昴が運動部を掛け持ちしてるのと同じや。お笑い研究部と掛け持ちしてるんやて」

昴『やっぱ入ってるのか。うん、でもなんか安心した』



なんやそれ

そう言って白石は笑った

いや、だってあいつがこれ入らなかったら誰が入るんだよ




昴『てか、あいつ楽器とかでんきんのか?』

白石「さー?入ったっちゅーことはなんかできるんちゃう?」

昴『想像できねー(笑)』




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