白石「……」

昴『や、その…えっと、白石さん?』

白石「昴…覚悟しときぃ?」

昴『や、ま…ちょっ冗談きつっ…Σ』



放課後、誰もいない部室にオレと白石はいた

珍しくHRが早く終わったためちょっと2人で打ってるつもりだったのだが、

なんだこの状況Σ




昴『しらっ…頼む!これ以上は、』

白石「あかん。まだ始めたばっかりやろ。我慢しぃ。」

昴『でもオレもう、限界…!』
























謙也「…何がしたいねん自分等。」















昴『謙也ぁ…!』

謙也「2人で何しとんねん」





今このタイミングで登場とか謙也神!

え、何をしてたかって?

そりゃー見て分かる通り、正座ですけど





白石「謙也、邪魔せんといて」

謙也「白石は何持っとんの?」

白石「国語の答案用紙」

謙也「は?」




白石の手に握られているのは確かに国語の答案用紙で、15という赤い数字がチラッと見えていた

ちなみに、その答案用紙の持ち主はオレなわけで、白石は大分ご立腹のようだった




部室で着替えていたオレがタオルを出そうと鞄をあさっていた時に一緒に出てきた答案用紙を見られてしまったのがそもそもの原因なわけで、




謙也「15点はないやろ昴」

昴『謙也に言われたくないっての。オレは知ってるぞー。世界史10点の謙也くーん。』

謙也「な、なんで知っとんねんΣ」

白石「ほー10点?」

謙也「や、今回はたまたまや。たまたま!」

白石「謙也、一緒に正座」




このあとHRが長引いていたらしい先輩達が来るまでの40分間、謙也と共に正座の状態で白石の説教を喰らうことになった



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