なんだこれ…

オレはただ1人その場に立ちつくしていた

驚いているのはオレだけらしく周りは誰ひとりとして気にしていない

…大阪って、本当になんでもありなのか?



小春「ユウくーんvv」

一氏「小春ぅー!!」




仮入部期間も終わりオレ達1年生は部活初日を迎えていた

とりあえず、今日はテニス部に…ということで白石達とテニス部にやってきたのだが、




昴『な、な、な、なんでお前等がいるんだーーΣΣ

小春「そら、テニス部やからやvv」

一氏「何当たり前のこと言っとんねん」




嘘だろ…!

つい先日の放課後、衝撃的なものを見てしまい忘れようと思っていたのに…

これじゃー忘れるとかどーにもなんねーよ!




白石「昴、さっきからうるさいで」

謙也「ちゅーか、慌てすぎやろ」

昴『待て待て待て!!お前等はこいつらを見て何も思わねーのか!?』

白石「あー最初は驚いたな」

謙也「せやなーでも1回見ればもうなんとも思わんわ」




他の部員達も2人の意見と同じらしく、まったく気にせず練習を続けている

てことはなんだ、気にしてるのはオレだけなのか!




昴『ダメだ…!オレ今からやってけるか不安なんだけどΣ』

小春「あーら、大丈夫!昴なら乗り越えられるでーvv」

昴『そうかな…?ってちょい待て』

一氏「なんや昴」

昴『……なんでオレの名前知ってんだよΣ』




オレ、名乗ったっけ?

そんなはずはない

この前会った時だって名前は言ってないし、今だって言ってない




小春「わいの情報量は半端ないでー?」

一氏「せやせや!」

昴『白石…』

白石「なんや?」

昴『頭痛い』

白石「馬鹿なこと言っとらんで素ぶりするでー」

小春「せやでー?これから同じチームメイトやん!あ、わいは金色小春や。よろしゅうvv」

一氏「一氏ユウジや。よろしくなー!」

昴『…ああ、お前モノマネ…つか、残念なイケメン君だな」

一氏「どーゆ意味やねん



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