昴『やっぱ運動部だよな』



部活動見学2日目
オレは白石に別れを告げ、校内をうろうろしていた
白石は一昨日言っていたように新聞部に行くらしかった
それに対して特にこれという部活に目をつけていなかったオレは困っていた
とりあえず、廊下の窓から外部を除く




昴『サッカー、野球。んー微妙』




なんか、普通
いや、普通なのは当たり前なのだが、何かが足りない

これはきっと入学早々個性的なテニス経験者に出会ってしまったからだろう(絶頂男とか、浪速のスピードスターとか)
となれば中部になるのだが、




昴『体育館どこだよ』




見事に道に迷った
これはさすがに困ったものだ
元々、オレは記憶するのが得意ではない

方向音痴というわけではないが道を覚えられないことが多い
地図でもあればいいのだがそんなもの、手元にあるはずがない




昴『仕方ない、誰かに聞くとするか』




ふと考え付いた矢先
ちょうどよく通りかかった教室から話し声が聞こえた
周りを見渡しても人は誰もいない

なら、この教室で聞くのが一番早い
なんてことはない
誰だってそう判断する

しかし、オレは教室に入って選択を間違ったと後悔することになった




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