白石「ほな、テニス部行こか!」 昴『ああ、そうだな』 3日目の授業もすべて終わった放課後 オレ達はテニス部の見学をするため、コートに向かった この中学のテニス部は結構強いらしい それが関係するのか、見学に来ている1年生がたくさんいた 昴『なんだ、1年いっぱいいるな』 白石「せやなぁ…あ、昴あそこ」 昴「?」 白石に肩を叩かれ、指差している方向に視線を向ける すると、脱色された髪が目に入った 昴『謙也!?あいつ、陸上部じゃねーのかよ!』 白石「昴は神奈川におったから知らんかったんやな。あいつ、結構有名やで。」 昴『へー…てことは強いんだな』 そう呟いたとほぼ同時、 昴『あ』 謙也「ん?」 謙也と目があった すると、すぐにオレ達のもとへ駆け寄ってくる謙也 謙也「自分等もテニス部入るん?あ、そういえば昨日は急いでたから気付かなかったんやけど、白石ってあの白石やろ!」 いやいや待て。あの白石ってなんだ オレは神奈川にいたから知らねーんだよ 分かりやすく説明しやがれ! そう思っていた矢先、部長らしき先輩が声をかけてきた どうやら仮入部としてちょっと打ってもいいらしい 謙也「打ってええって!」 白石「ほんまか!あ、俺、昴とやってみたいわ。神奈川の大会でも優勝したことあんねやろ?」 昴『まぁ、一応なー』 謙也「そうなん?だったらオレもやりたいわ!」 昴『おーいいぜ。相手になってやる』 ≪ | ≫ [Back] |