白石「なぁ、昴は部活何に入るん?」



放課後、帰る準備をしながら白石がそんなことを聞いて来た
部活か、そういえば決めていなかったな
神奈川ではテニスをやっていた
自分で言うのもなんだが結構いろいろな大会で優勝しているくらいだからオレにあっているんだと思う




昴『白石は決めたのか?』

白石「おん。俺はテニス部や」

昴『お前もテニスしてたのか?』

白石「お前もってことは自分もやってたんやな!」

昴『おう、やってたやってた。』




どうやら白石もテニスの経験があるらしい
オレは神奈川だったから白石の噂は聞いたことがないが結構強いという
ただ、オレがテニス部に入るとはかぎらない
正直言ってスポーツは全部好きだ
テニス以外にもやりたい部活はいっぱいあった




昴『テニスかー。やめる気はないけど他の部活もやりたいんだよなぁ…』

白石「それやったら掛け持ちしたらええやん。」

昴『そんなことできんのかよ』

白石「うちの中学はええらしいでー?オレも新聞部と掛け持ちしようかと思ってんねん」




新聞部かよ!
意外だなぁ…まぁ、人それぞれか
つか、そうか…掛け持ちできんのか




昴『それだったらテニス続けたいな。』

白石「そうやろ!明日から部活見学始まるで!」

昴『よっし、明日はテニス部見に行くか!』

白石「せやな!明後日は別々で好きなこと行こうや」




こうして、オレ達は明日からの部活見学の計画をたてつつ、家路についた―。







02.衝突
(そういや、朝の奴はきっと陸上部なんだろな)
(いや、テニス部やと思うで)
(は?)


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