ブログ | ナノ


2014 / 06 / 02 突き刺さる音


相変わらず天気が悪い日が続いている。部屋の電球も切れたまま。私は薄暗い部屋で過ごしている。いつの間にかそれが心地よくなっていた。カーテンが朝日を見え隠れさせる。湿っぽい風が部屋に広がる。いつも憂鬱なことばかり考えてしまうのは雨のせいなのかそれとも遅れてきた五月病なのかもわからない。もしかしたら女性特有の月経痛のせいなのかもしれない。この頃、不順でしかも腹痛が酷い。叔母に相談すると長く続くなら一度病院に行ったほうがいいと言われた。私は「そうだね、行ってみる」と返した。そして電話を切った。

言葉にしなくても気持ちが十分に伝わる方法はないのだろうか。それを模索する。難しいしきっと言葉にせず伝えようとすると表情と行動しかない。この二つで感情を伝えようとすると大まかにしか表現できないだろう。言葉は便利すぎて不便だ。それに頼る人間は有能なようでとても無能だ。

相手の強い気持ちを分かっても信じることが出来ない。相手の思いを受け入れる隙間を作ることが私は怖かった。その受ける隙間を大きくするほど不安が増えた。そこに入ったものがなくなってすっからかんになってしまえば、どうなるだろう?私はその穴を何で埋めるだろう。埋めずに静かに生きるのだろうか。わからない。それがわからないからリスクが大きすぎることはしたくない。そこに幸せが隠れていたとしてもそんなギャンブル私はしたくない。合理的に生きたい。

##amz_4270004363##





×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -