ブログ | ナノ


2014 / 05 / 26 放棄したい


雨の匂いがする。風が湿気を含んでいて気持ちが悪い。最近よく眠れない。割りと早い時間に寝床に入るのになかなか眠りにつくことが出来ず夜中に何度も目が覚め癖で時計を確認する。それを数回繰り返す。寝た気がしない。体が重いまま、結局は窓からの朝日に起こされる。

くだらないを考え出したり、投げ出したいことを並べて頭を抱えたりする。誰かに伝えることで変わることなら良かったと思う。声に出しても意味を持たない効力のない言葉は脳の端のほうに閉じ込めてしまえばいいんだ。

「本当に不摂生よね」
「…」
「これじゃだめね」
「…ああ、うん」
「え?何がうんなの?返事したらいいと思ってんの?」
「返事しないとぷんぷんするでしょ。だから…」

誰かが存在することで現実に縛られていられる気がした。ちょっとしたことで思考停止する。考えようと意識することを私は存在意義とした。死ぬなんて無様なことをするつもりはない、でも興味はある。電源が切れるようにこの瞬間から遮断される感覚がどんなものなのか感じてみたい。でもそれは1度しか味わうことの出来ない特別なもの。



×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -