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2014 / 10 / 03 言葉と感情と空気.


 相変わずの毎日の中に時々入ってくる色。まあ端折って書かないと長くなるので前置きはなしとする。母は再婚して新しい家庭を持っている。私とは一緒に住んでいない。時々、一緒に食事をする。母は嘆くように「精神的に辛い、ノイローゼだ」という。話を聞いていると、旦那さんがまともに会話が出来ないという。といっても日常に支障があるかと言われたら我慢すれば大丈夫な程度。しかし、問題なのは機械的な会話ができても人同士が行うような感情を汲み取り頷く会話が出来ないというのだ。母が話している途中で何も言わずに席を立ったり他人を含めた会話をするときも驚くぐらい配慮が出来ないという。出会って再婚して少しのうちはこれも個性だと割り切ろうとしていたのだが最近、母も子育てに追われ余裕がない中で話をまともに聞いてくれない旦那にノイローゼ気味らしい。
母の話を大まかに聞いてというか実際に私も母の再婚相手と食事をしたことや家におじゃましたことがある。母と再婚相手の間に生まれた子供たちも私に懐いているからだ。
 
 再婚相手を(仮名:Tさんにする)Tさんは音楽の才能に溢れた人だ、何度か音楽を聞けば耳コピで弦楽器を演奏できる。自分の好きなこと(音楽や工作)に対しての能力は並外れている。が、注意力散漫で自分が好きなことをしている時には子供から目を離し易い。その点を私も薄々感じていたのでもしかしたらとは思っていた。実際、母とTさんの娘、私の義妹にあたるT子にもその性質がある。
それがきっかけで改めて自閉症と更にADHDやLD等について調べてみた。予想したとおり、アスペルガー(高機能自閉症)TさんもT子も断定していいかはわからないがほぼそれが当てはまった。(メモとして書くけど高機能自閉症や自閉症の人は併合してADHDやLDの症状も同時に持っている場合が多い)

今回の問題点としては母が悩んでいるのは空気を読めない・他人の感情を汲めないというのがTさんに顕著に現れているということだった。母はかっとなってTさんに対して欠点をあげて罵倒してしまったというのだが本人は認めないといっている。私もまだ読んだ本も少ないので言い切れないが本人が自覚しなければ、一緒にいる相手が全て許容し許し我慢していかなくてはいけない。幼い頃に本人に気負いさせずに上手く導いていくのがベターなのだがもう成人して長く経てば本人の自覚なしでサポートするのは相当難しいものがある。これからどうなるんだろう。私も調べて情報を渡すことしか出来ない。そして母の話を聞くことしかできない。

短い文章の中だとどちらかの視点が過度であると受け取られるかもしれないけれど私がTさんと接した中でもないとは言えないものだった。よくいるちょっとKYでおちゃらけたタイプではなく、本人が本当に無自覚に空気を感じ取れずに考えのままを発して周囲の反応も汲み取れないところがある。母がそれを指摘しても返答が的を射ない。どうしたらいいんだろう。





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