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2014 / 08 / 01 まあるくなりたい


誰かが言ってた。四角い部屋の隅っこに小さな子供が隠れんぼ出来るように仕切りの多いお家になったのよって。でも私は時々思い浮かべるの丸いお部屋に住めたらなって隅っこのない部屋ならみんな真ん中に集まってお互いを隠し合うのになって。

「どこまでも転がっていきたいの」
「へえ、そしたら好きな人を見つけても留まれないよ」
「それでもいいの」
「どうして?」
「四角は風が吹いても前に進めない」
「強い風が吹けば・・・」
「強い風って吹き続けない」
「なんでそこまでして進もうとするんだ」
「気づいたら死んでいそうだから」
「急ぎすぎだよ」
「のんびりしてたら時間がなくなっちゃう」

そうだまあるい家に住もう。そしたら家も前に進む。あ、でもそれじゃあ大きな道を作らなきゃ。難しいな。もっと広くて仕切りのない場所を作らないといけないな。
家が転がったらいろんなものを潰してしまうかもしれない。そう考えたらやっぱり私がまあるくまあるくなって小さな体で大きな世界を転がるほうがいいのかも。



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