息を止めてみたら苦しかった
私は生きているらしかった
空はひとつしかなかった
前から知っていたけれどそんなことを考えたのは久しぶりだった

疲れてはいないけれど
時々眠りたくなる目覚めたくなくなる
私は酸素も二酸化炭素も何もかも口に含んでそこにいる
時々吐き出して生きている
生まれたからここにいる
なんだか不思議で当たり前だけれどちょっぴり悲しくなった







人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -