結局のところ


好きだったものを嫌いになる
嫌いだったものを好きになる
好きでも嫌いでもないものを
意識し始める

そんなよくわからない日々の中
壊したオルゴールと色褪せてきた写真
私はきっと捨てることで正当化したかった
大丈夫だと思っていたかった

泣くことで愛していたんだと
自分に思わせたかった
誰かにつかれた嘘は愛おしいのに
自分の嘘はとても憎たらしい

ああ好きなんて嘘さ
結局、嘘でも本当でも泣くことは
決まっていたみたいだね







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