※とっても殺伐としてる
※ロココが性格悪い感じ


ぱしり。頬を打たれた気がした。勿論それは気のせいに過ぎなくて、俺はどこも打たれてなんかない。ロココはにこにこと人懐こい笑みを浮かべ俺を見ている。見ている。見ている。視線が痛い。ああ、そうか、目が笑ってないんだ。それに気付くと同時に、ロココはさっきと同じ言葉を吐いた。

「マモルは良い奴だよね」

そして、こう続ける。マモルは本当に良い奴だよ。ずーっとダイスケと一緒にいた僕とも仲良くなってくれた。ダイスケは君のだあいすきな、世界で一番尊敬する人なのに。実の孫であるマモル以上に近くにいた僕を許してくれるんだもんね。君が過ごす筈だったダイスケとの時間を奪ったに等しい僕に笑ってくれるんだもんね。凄いね、マモルは優しいねえ。僕はこれからも師匠と弟子として傍にいられるけど、マモルはまた離ればなれ。可哀想だよ。ようやく再会できたってのに、すぐお別れなんてさ。ダイスケは日本じゃなくてコトアールに戻るんだ。帰るんだよ、僕と。まあ、僕もダイスケもお互い家族みたいなものだから。ダイスケってば、小さい頃僕が虐められてるとそれとなく助けに入ってくれたりしてさあ。本当不器用だよね。あれじゃあよく知らない人には誤解されちゃうよ。ああ、ごめんね？僕にはそんなつもりないけど、ダイスケをとるようなことしちゃって。だけどマモルは寂しくなんかないだろ？当然だよね。君には、君を傍で支えてくれる仲間が沢山いるんだから。ダイスケより付き合いの長い最高の仲間たちがさ。羨ましいなあ。まあ、そうだよね。マモルは優しいし頼り甲斐もあるし仲間思いだし、最高に良い奴だもんね。

「僕もマモルのこと大好きだし」

嘘つき。








ロココが良い子なのは解ってる…！ただロコ円は個人的に殺伐としたイメージがありまして。あ、これ一応ロコ円なんです…。マモルはダイスケばっかりだ！て爆発しちゃったロココが円堂さんから大介さんへの矢印をへし折りたくてでも見つめあうと素直にお喋り出来ないみたいな。…長い。