短編 | ナノ

no title


※誰夢でもない

「お嫁に、行くことになったの」

にこり。熱い緑茶を飲みながら彼女はそう言った。
目の前の男は興味なさげに「ふうん」と言った。少女は気にせず、それでね、と話を続ける。

「わたし、殺されてしまうのよ。」

所謂、政略結婚ってやつね。男は目を見張り、少女を見る。信じられない。とでもいいたそうだ。ふふ、と笑みを零し、少女は、仕方ないのよ。と呟く。

「わたしは死ぬために生まれてきたようなものだもの。これは、決まっていたことなのよ」

何故泣かないんだ。悲しくはないのか。男が問うと、それはそれは美しく、少女は微笑んだ。


悲しいけれど、涙がでないの

涙なんて、当の昔に枯れてしまったみたいだわ。


何が書きたかったのか分からないわ…
まあなんか、どのジャンル?って言われたら落乱

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