TURN-14>>
デッキ破壊!?みんなの力をひとつに
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収容者たちの自由を躊躇無く奪おうとする所長鷹栖。その鷹栖に向かった姫兎は鷹栖に誘われた挑発に乗ってしまい、今姫兎と鷹栖のデュエルが行われている。
だがデュエルは姫兎が体力的にも不利の中続く。デッキも収容者たちから一枚一枚思いと共に預かった物だが、寄せ集めといっていいデッキ。
今、姫兎のライフは3000、そして相手の鷹栖は3600となっている。
まだこの闘いは数ターンしか経っていないが、姫兎は攻撃を受ける度にライフと共に電流によって体力まで奪われた。限界に近いのか、膝と手を床についてしまっている。息も荒い。
その姫兎を嘲笑い見下す鷹栖、そして苦しそうに姫兎を見つめる事しか出来ない遊星。
「…もう…やめてくれ……姫兎……っ!」
自らを遮る鉄格子を握り、ギュッと瞳を閉じる遊星は何とか言葉を絞り出す。その悲痛な言葉が姫兎にも、ましてや鷹栖にも届く事は無いと分かっているのに。
唇を強く噛む、血が出てしまうかと思うくらい。
このままだと姫兎が死んでしまう。
だが、姫兎が辛そうにだが顔を上げた。床に手をついて、何とか身体を起こす。
そして立ち上がった。
「まだ…っ、まだ…っ!」
「そうこなくてはな…、この程度で終わりではデュエルのし甲斐がない」
不敵に笑う鷹栖。それは目の前で倒れそうな姫兎に一切何とも思っていない、無慈悲な笑み。自分のデュエルディスクは電流が流れない事を良い事に…、氷室は悔しそうに呟く。
姫兎は床に流れ出て来た長い髪を肩から後ろへと掃い、そしてデッキに手をかけた。
「私のターン!手札から魔法(マジック)カード、『悪夢の鉄檻』を発動!」
姫兎の宣言と共に、姫兎の回りを鉄檻が囲み込んだ。攻撃を受けさせないように、させないように。
魔法(マジック)カード『悪夢の鉄檻』が発動され、場に存在する全てのモンスターは2ターンの間、攻撃宣言を行う事が出来ない。つまり鷹栖も姫兎も、お互いに2ターン攻撃は許されないのだ。
「フン、モンスターも呼べんのか」
「私はカードを1枚伏せ、ターンを終了するわ」
姫兎の場には『悪夢の鉄檻』、そして1枚の伏せカードを残しターンを終了した。
その時収容者の中では『悪夢の鉄檻』の持ち主であろう人物が、「自分のカードが姫兎のピンチを救った!」と、喜んでいたが姫兎の危機にあまり変わりはない、もうひとりの収容者が続けた。
「俺様のターン…。フン、貴様はその鉄檻さえあればダメージを防げると思っているようだが…、果たしてそうかな?」
「何が言いたいの」
「すぐに分かるさ」
不敵に不気味に笑う鷹栖に少々身を引いた姫兎だったが、強気に返す。
そして鷹栖は自分のターンを続行、先ほど引いたカードを手札に混ぜる事なくデュエルディスクにセットした。
デュエルは進むに連れ時間は流れていき、現在時刻は夜8時40分を示している。
青山の仲間が来る時間は近い。だか、姫兎のデュエルは一向に終わる気配はなかった。
その時、鉄格子を掴んだままの遊星の肩を青山が叩いた。
「遊星…そろそろ時間だ。彼女が行けって言ってくれたんだろ?彼女の為にも、ここは一旦逃げてまた迎えに来ればいいだろ?」
「それはできない」
耳打ちして来た青山の言葉をばっさり切る。青山は「何故?」と訴えるような表情になる。
先程、収容者の人たちから姫兎がカードを受け取った時、姫兎は遊星に言っていた言葉を青山は聞いていたのだ。
「私が9時までにデュエルを終わらせなかったら、遊星は先に青山って人と逃げて。
私たちの目的を達成にする為には此処を出ないといけないわ、だから遊星は先に。
それくらいの時間はかせげるから」
姫兎の言葉を思いだし遊星は下を向く。
だがやはり、否定の意味で首を横に振った。青山はまた驚愕し、目を見開いた。
「オレは姫兎のデュエルを最後まで見届ける。それに…、オレは姫兎を置いてはいけない、後先に後悔などしたくないんだ」
もう姫兎の側を離れない。姫兎を置いていって、未来にある先に残るのは後悔しかないだろうから。
後悔はしたくない、自分に嘘は付きたくない。
「安心しろ、お前が抜け道から出ていってもオレは何も言わない」
「…っ、!」
もう遊星を連れていくのを諦めたのか、なにかを吐き捨てるように斜め下を向くと青山は黙って背を向けた。そして抜け穴へ一直線、中へ飛び込んだ。
遊星は青山の姿が抜け穴の奥へ見えなくなると、またデュエルへと視線を戻した。
デュエルは続行されている。
その時、立つ姫兎の後ろに隠れるように設置されていた隠しカメラ。それはしっかり、姫兎の手札を写し込んでいた。だかその存在を知っているのは、鷹栖とその部下たちだけ。
構わず続けられるデュエルでは、永続魔法『ポイズン・チェーン』と『C(チェーン)・スネーク』の効果をコンボされ、姫兎は毎回多量のカードを墓地へ捨てさせられている。デッキの残り枚数は後6枚だ。
そしてその捨てさせられた分、『パラダイス・チェーン』の効果でダメージを与えられ、ライフも残り1600。鷹栖のライフ3600と2000も差がある。
かなり厳しい状態に陥っている。
「ハハハ、既に戦意は失せているようだなァ…。まあ俺様はいくらそいつがクズでも女性には優しいからな、今なら敗北を認めてやってもいいが」
「…フ、私がいつ、戦意を喪失したって…?アンタの…目は何の為にあるのよ、っ。言いたい事は…それだけ?」
「ッチ、可愛いげのないクズ女だ。ならばお望み通り地獄に送ってやる!!」
「可愛いげ無くて結構よ!私のターン!」
途端、姫兎のドロー宣言を合図かのように収容所全体の照明が落ちた。
辺りがざわつく。
鷹栖は姫兎の手札カードを確認する為付けていた、部下と通信用の小さな通信機が隠されているジャケットを掴み「何があった」と問う。勿論、通信機の存在を姫兎たちに知られないよう小声でだ。
だか部下から返って来た言葉は「異常は無い」という。
鷹栖はただの停電だと悟り、優勢で気分良く進んでいたデュエルをタイミングよく邪魔され、舌打ちをした。
「デュエルを続行するわ!」
そして場にモンスターがいなかった姫兎だが、伏せていたカードを上手く使い繰り出されたのは、最初で破壊された『ザ・キックマン[ATK/1300]』。装備魔法『デーモンの斧』を使い攻撃力を1000ポイントアップさせた
。
さらに召喚した『ならず者傭兵部隊[ATK/1000]』に合わせ、鷹栖に直接攻撃を狙う。
「『ザ・キックマン[ATK/2300]』で『C(チェーン)・スネーク[ATK/800]』を攻撃!」
鷹栖の『C(チェーン)・スネーク[ATK/800]』へ向かった『ザ・キックマン[ATK/2300]』は、見事に相手を粉砕し鷹栖のライフを1500も削る。
その時だった。
「うぉ゛あぁぁあぁっ!?」
なんと電流を通していないはずの鷹栖が突如、攻撃を受けた瞬間悲鳴を上げた。わざとらしい、と氷室は苛立ったがそれにしては様子がおかしい。
遊星までもが不思議そうに見つめる。
「(…?一体なんだ?奴のデュエルディスクに電流は…)」
「な、何だかよく分からないけど…とにかく続けるわ!
『ならず者傭兵部隊[ATK/1000]』で、もう1体の『C(チェーン)・スネーク[ATK/800]』に攻撃!」
「うわ、ちょ、ちょ…ちょっと待てエェェェェェエッ!!」
鷹栖がやたら必死に『ならず者傭兵部隊[ATK/1000]』へ制止するが、姫兎が宣言したからにはもう止まらない。
攻撃を受けた途端、鷹栖は悲痛やら何やら言葉にならないような叫び声を上げた。そしてだらし無くその場に倒れ込む。
鷹栖のライフは残り1900。
「バ、バカな…何故俺様のディスクから電流が……?」
『電子制御室にて侵入者を確保。…繰り返す、電子制御室にて侵入者を確保―――…』
掛かって来た全体警報アナウンスが響き、反応するように鷹栖は身体を上げた。「侵入者だと?」と鷹栖が呟けば、セキュリティーが侵入者を鷹栖の元に連行して来た。
その人物に、姫兎は目を見開いた。
「あ、アンタ…もしかして青山!?」
「貴様!どうやって抜け出した!!」
鷹栖の罵声をものともせず、青山は平然と…むしろ鷹栖のセキュリティーの目を盗んで抜け出したのだから「ざまあみろ」といったように勝ち誇った、嘲笑う様子を見せている。
そして姫兎ははっとした。一緒にいるはずの遊星がいない。
「所長!ベッドの下に脱走用の抜け穴が…」
「部屋にもうひとりいました!」
セキュリティー部下たちの声は青山の居た部屋…つまり遊星がいる部屋からした。すると部屋からセキュリティーに捕まり、遊星は鷹栖の元へと連れて来られた。
姫兎は驚いていた。
遊星は青山と脱出したとばかり思っていたのに、遊星は部屋に居た。
「遊星!?ア、アンタなんで部屋にいるのよ!青山と抜けろって言ったのに…!」
「お前を置いて行ける訳無い!」
遊星のしっかりした一言に姫兎は言葉を詰まらせた。
「オレたちは一緒に目的を果たさなければ意味がない。『スターダスト』と『フルムーン』が共に飛ぶべき姿と同じように…オレたちだって離れて果たす目的は目的じゃない」
「遊、星…」
姫兎は少し罪悪感を感じた。
ただ遊星を助ける事ばかり考えていて、本当の目的の理由を見失っていた気がする。
青山が何故戻って来たか、その言葉も胸に刺さった。「仲間を見捨てて逃げたら、きっとそれは心の足枷になる、そうして生きていたって本当の自由は手に入らない」。
だから青山は戻って来た。しかも電子制御システムを破壊し、デュエルディスクの電流電源の制御を出来なくしてくれたのだ。
これで鷹栖も姫兎と同等、ダメージが与えられたらさっきと同じく電流が流れる。
姫兎は自分の髪をぐしゃぐしゃ、と掻き回し、自分に喝を入れ直した。
「所長さんとやら!もしアンタが青山たちを独断で裁くなら、このデュエルに新しく条件追加よ!!」
「う…ぐぅ…」
「私が勝ったら、青山の脱走と遊星には目をつむってもらうわ!」
いつもの姫兎の様子に戻った。強気で、でも頼れるような姿を遊星は見つめた。
近くで、姫兎の勝利を願う。
鷹栖は追い詰められた様子で身を引くが、すぐに言い返して来た。
「…いいだろう。だが貴様が負けたら、こいつらも道連れだ!!」
「言っていろ、姫兎は負けない」
遊星は「道連れ」と言われても顔色ひとつ変えず、鷹栖をさらに煽る事になった。ここで自分の立場が危うくなったのだから、相手を脅しておきたかったらしいが、姫兎も遊星も、青山も動じない。
「デュエルを再開するわ!!」
電流の激しい音と共に、鷹栖のライフは0となった。
自らの『C(チェーン)』デッキ破壊を狙った鷹栖だったが、それがあだとなったのだ。
姫兎は墓地にカードが30枚以上ある時、相手ライフに3000ポイントのダメージを与える『残骸爆破』がとどめ。
鷹栖は呆気なく、その場に倒れ込んだ。
次の瞬間、姫兎が勝ったと矢薙や氷室、収容者たちからどっと歓喜の声で沸き上がった。その声を背に、遊星は一目散に姫兎に駆け寄る。
「姫兎!」
「大丈夫、私はへーきよ…」
嘘を付け、と遊星は姫兎の肩を支えてやる。
強がっているが、いくらタフな姫兎でも体力は殆ど限界のはずだ。相手の大柄の男の鷹栖でさえ倒れ込んだのだ、細身の姫兎にはさらに酷い電流を浴びたのだから。
姫兎の背を軽く叩く。
「…よくやったな、無事で良かった」
遊星は姫兎に聞こえないくらいの小さな声で呟いた。
これで全てが終わった。
戦いの果て、みんなの自由を姫兎は取り戻したのだ、と。
「コイツらを捕まえろ!!」
「なに…っ!?」
起き上がった鷹栖が、姫兎たちを差し言い放った言葉は予定外。遊星は鷹栖から姫兎を庇うように抱きしめる。
「約束が違う!」
「貴様らとの約束など覚えてないわ!!」
理不尽にも程があった。
自分が負けた腹いせにデュエルのでの条件を呑まず、忘れたと騒ぎ立てる鷹栖。
収容者たちからもブーイングの嵐が来るのは当たり前だった。だが所長の命には逆らえない、遊星たちの周りに居た数人のセキュリティー部下たちが動き始めた。
追い詰められそうになる遊星は衰弱した姫兎を胸元へと押し付けるように庇い、青山と背を付ける。
どうする…誰もがそう考えた刹那。
「やめなさい、鷹栖所長」
ひとりの冷静な男性の声が響き、辺りは静まった。鷹栖はなにかに焦り、声のした吹出しの上へと顔を上げた。
そこには治安維持局長官、レクス・ゴドウィンがこちらを見下ろしながら立っていた。
遊星はゴドウィンを見つけると、眉を潜める。
ひとつ前の施設で、自分に不吉な言葉を残した男。
「見苦しいですね…。今のデュエルは私が見届けました、どうやら貴方には此処を縛めていく能力は無いようだ。
消えてもらうのは、貴方です」
鷹栖にとって、ゴドウィンは上の存在。逆らう事は出来ずそのまま肩を落し、従うしかなかった。
遊星が僅かにホッと息を吐く。
「そこの貴方」
「はっ、はい!」
ゴドウィンが上からひとりのセキュリティーへ声をかけた。
ゴドウィンは治安維持局長官とだけあって偉人物だ、普段セキュリティーとして収容者にガシガシ言い付けさせる人間も、肩をすくませている。
「デュエルをしたそこの者を、医務室に連れていって休ませてあげなさい」
それだけを言い捨てると、ゴドウィンは吹出し外へと行ってしまった。
命ぜられたセキュリティーは長官直々の命に慌てた様子見せながら、姫兎を抱えた遊星に近寄って来た。
だか遊星は姫兎を渡す事を拒み、自分も付いていくと言う。セキュリティーは戸惑いゴドウィンへ助言を求めようと顔を上げたが、既にゴドウィンはいない。
セキュリティーは一応OKを出すと、医務室への道を先に歩いた。
遊星はいつの間にか眠っている姫兎を軽々抱きあげると、セキュリティーへと付いていった。
吹出しを抜ける前、ゴドウィンが消えた道をもう一度見上げて。
数日後。
遊星と、すっかり元気になった姫兎が矢薙や氷室より先に収容所から出る事となった。先と言っても、ふたりももうすぐに出られると言う。
「しかし、姫兎も身体に問題無くて良かったな」
「ええ、もうバッチリよ!」
ガッツポーズを見せる姫兎は、笑顔で元気に氷室に答える。その様子を見て氷室はゆっくり頷いた。
遊星は姫兎の隣で、彼女の元通りの姿に小さく笑みを零す。
すると、矢薙が遊星と姫兎の前に何かを差し出しながらゆっくり近寄って来た、
「あんちゃん、これはワシからの餞別じゃ」
遊星は驚いた様子を見せた。
餞別、といわれ手渡されたのは矢薙が大切に大切に持っているカードの1枚、『トーテム・ポール』だった。
さすがに遊星は最初拒んだが、矢薙の圧しに「大切に使わせてもらう」と、カードを受け取った。
そして「良かったね」、と微笑んでいた姫兎の前にも矢薙からカードが差し出される。
「お嬢ちゃんには、これを貰ってほしいんじゃ」
姫兎は裏背のカードを受け取り、その柄を見た。だがそこに描かれていた絵に、姫兎は慌てて矢薙にカードを返そうとする。
そこには矢薙が何より一番自慢していた1枚、『水晶ドクロ』の姿があったのだ。
「だ、駄目よコレは!コレは矢薙のおじいさんが一番大切にしてる…!」
「いいんだ。ほれ、ワシが氷室ちゃんとデュエルした時、お嬢ちゃんは誰よりも先にこいつの事を『綺麗』と言ってくれたじゃろ?
その時こいつ、本当に嬉しそうに笑った気がするんじゃよ」
形に問わず、ただ姫兎が綺麗だと認めてくれた事を矢薙だって嬉しかった。
だからこそ、このカードは姫兎が持ってくれた方が、さらに綺麗に光る気がする、と。
矢薙が「貰ってやってくれ」と言えば、姫兎は本当に貰ってほしいんだ、気遣いを無駄にしたくないと笑顔で御礼を言い、『水晶ドクロ』を受け取った。
大事なカードでも、この2人になら惜しまない。
「遊星、姫兎。このカードも持っていけ」
氷室が一歩前に出て、1枚のカードを遊星に手渡した。姫兎は自分の名前も呼ばれた事により、そのカードを覗く。
そこには氷室のエース『大牛鬼』の姿が。
「ダウンタウンのブートレグと言う店に『雑賀』という男がいる。これを見せればお前らに手を貸してくれる」
「ありがとう」
また会えるだろう。
この仲間たちに。
笑顔でしばしの別れを告げ、また会う約束をした。
そして進む。
自分たちの目的を、果たす為に。
「もう、無茶は絶対するな」
収容所の外。
マーカーがあるので絶対自由、ではないがとにかくシティーへ出歩く事は可能となった。
そして、そこでは遊星と姫兎が歩く。姫兎は今回ばかりは、少し遊星に心配かけ過ぎたと反省した様子だ。
「ごめん。でも…、あのデュエルを遊星が受けて、遊星が傷付く姿なんて見たくなかったから」
「…オレだって」
すると突然、遊星が後ろを歩く姫兎の手を引き自分の方に寄せた。あまりにもいきなりで、姫兎は目を見開く。
「…オレだって、姫兎の苦しむ姿なんてもう見たくない。
オレ、は……だから…」
刹那、遊星は姫兎の頬に唇を落とした。
「………遊、ッ!?」
「…!す、すまない!忘れて…くれ!」
慌てて赤面した姫兎から離れた遊星も耳まで真っ赤。
そして照れ隠しか、直ぐさま先を歩いていく遊星の背中を、姫兎はただ立ちほうけていた。
頬にキスは初めてじゃない。
でも、なにか違った。
胸の鼓動がうるさいのは、関係しているのだろうか…。
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