(補足)


彼女=はるか
男=朔
■=死・愛

先生が日頃みていた悪夢は本当は大切な恋人の死を認める事の出来なかった先生の勝手なエゴから生み出されたもの。夢の中の出来事は現実には、けして反映されません。少しずつ夢で雨や彼女の温度を感じていたのは先生が病んでいたからです。ある意味死に近付いていたからです。

先生は彼女の死に目に会えなかったこと、気持ちを素直に伝えられなかったこと、お別れをできなかったことに罪悪感を抱えました。それが夢を見続ける原因でした。最後の夢で彼女に本心を伝える事で、先生はずっと夢で会うことのできた彼女の張りぼてとお別れをしました。

これから男が彼女の夢をみることはないでしょう。張りぼてであろうとも、彼女に会うことはこの先ないでしょう。


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