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女子3名+仮女子4名




苗字「ただいま〜戻ったよー!」

桃井「お帰りなさい、名前先輩!」

苗字「あれ? 征十郎ちゃんは帰っちゃったのか?」

相田「はい…」

苗字「あの子らしいね! あはは!」

氷室「ナマエさん、赤司くんが主将になる事、予想していたんだね」

苗字「あ、征十郎ちゃんから聞いた? うん! まさか本当に当たっちゃうとは思ってなかったけど」

桃井「全中三連覇も予想してましたか?」

苗字「いーや、それは無かった! 皆が才能開花して変わっていっちゃったのも、完全予想外だった」

桃井「…」

苗字「わ! そんな悲しい顔しないでさつきちゃん! 大丈夫だよ! 今、キセキの世代の皆には頼もしいチームメイトがいるんだから! 今日集まってるこのメンバーとかね」

桃井「そ、そうですよねっ! すみません…あの頃を思い出すと、つい暗くなっちゃって…」

苗字「気にしない気にしない!」

笠松(頼もしいチームメイトか…)

高尾(へへ…ちょっと照れ臭い)

氷室(アツシがそう思ってくれていたら嬉しいな!)

実渕(これからも頑張らなくっちゃ!)

相田(名前さんって、皆を元気に出来る人なのね)









苗字「さっき電話した時、景虎さんがリコちゃん不足になっていたので……そろそろお開きにしたいと思います!」

相田(…………パパ)

苗字「今から皆の最寄り駅までの交通費往復分あげるね! ゲスト達の分もあるから学校で渡して!」

高尾「え、そんな…良いんすか?」

苗字「私が主催者だからね! 氷室くんや玲央ちゃんはかなり遠いところから来てもらった訳だし!」

氷室「ありがとう! 助かるよ!」

実渕「名前さん、太っ腹だわ!」

笠松(名前さんが最寄り駅を知っている事に疑問すら抱かないお前らはすげーよ)

苗字「私、用事あって帰らなきゃいけないから、配るのは最上級生の笠松くんに任せるね。はいっ、この茶封筒の中に学校別でお金入れてあるから!」

笠松「……、……ありがと、な」

苗字「やっと私と話してくれた! 嬉しい!」

笠松「……ああ」


桃井「名前先輩、また会いましょうね!」

苗字「もちろんだよ、さつきちゃん! ……じゃあ、私はこれで! 短い時間だったけど、とっても楽しかったよ。皆ありがとう! また機会があれば集まろうね、ばいばーい!」



───ガチャン(名前退室)



笠松「(まあ、何だかんだで面白かったから、よしとするか。) ……配るぞー。高尾、手伝ってくれ」

高尾「うーっす!」

氷室「……あ、封筒から何か落ちたよ?」

実渕「領収書みたいね」

笠松「…名前さん、ご丁寧に………ん?」

高尾「……どうしたんすか?」







笠松「交通費支払い者の宛名…………帝光中学校、だ」


相田「………」

氷室「………」

実渕「………」

高尾「………」

桃井「名前先輩凄いですっ!」



 全中三連覇を誇る帝光中学校バスケットボール部、元マネージャー苗字名前。
 彼女は、誰しもが認める最強な先輩である───。





fin.






***


『女子会、やらないか?』、これにて終幕です! 会話文オンリーでしたが、とても楽しく暴れさせていただきました。何とか完結させる事ができ、ほっとしています(*^^*)
ここまでお付き合いくださった全ての皆様! ありがとうございました!

(2013 04/09〜04/30)


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