Main | ナノ



女子3名+仮女子4名+緑間




苗字「真太郎ちゃん、入って入って! ほら、お菓子あるよ!」

緑間「いらないのだよ!! ……秀徳高校の緑間真太郎だ」

桃井「あ、ミドリーン!」

高尾「やっほー! 真ちゃん!」

緑間「桃井に……高尾!? お前、何故ここに!?」

高尾「名前サンに呼ばれて(釣られて)来た」

緑間「この先輩に関わるとはどういう事か解っているのか…?」

高尾「へ?」

緑間「名前先輩の情報網は……」

相田「それならさっき聞いたわよ? 情報収集が得意だとか…」

緑間「得意なんてレベルではありません。……出会った瞬間には個人情報を根こそぎ持っていかれていると考えた方が良い」

高尾「え!?」

苗字「真太郎ちゃん人聞き悪い事言わないでくれるかな! 私はさつきちゃんみたいな分析能力が全く無いから、情報集めるので補っているだけなの!」

笠松(恐い)

氷室「個人情報?」

苗字「氷室くん! 気にしなくて良いからね!」

緑間「充分気にするのだよ!! 名前先輩はオレが帝光バスケ部へ入部届けを提出する前に、オレの身長・体重・誕生日・血液型・住所・電話番号を知っていた…」

苗字「普通じゃんね! それくらい!」

氷室「う、うん……?」

緑間「それだけでは無い!! オレのトップシークレットまで知られていたのだよ!! …アレは、母親しか知らないはずなのに…」

苗字「ああ…アレ? 私の手にかかれば一瞬で掴める情報だよ。アレを知ってからだなぁ……真太郎ちゃんが可愛く思えたのは」

高尾「アレって何!?」

実渕「あとで高尾くんの情報もらおうかしら」

高尾「全力で阻止」

桃井「名前先輩に比べたら私の力なんて…」

相田「私も勝てる気がしない…これがキセキの世代の先輩マネージャー…!」

氷室「白熱してるね!」

笠松(もうやめて)


苗字「さあ、真太郎ちゃん。ゲストなんだからもっと面白い事喋って!」

緑間「一方的に呼び出されて、これ以上喋る事など無いのだよ!!」

苗字「つまんない奴だな! もう! …涼太ちゃんみたいに恥ずかしい情報バラしでもしようかな」

緑間「黄瀬…っ!!」

苗字「この前、秀徳高校に遊びに行ったんだけどね……」

緑間「お願いします!! もうやめてください!!」

苗字「えー…」

笠松(このくだりトラウマ)









苗字「よっし、真太郎ちゃんは以上で! 次のゲスト呼び出してきまーす!」



──ガチャン(名前退室)



緑間「疲れたのだよ」

相田「でしょうね……」

緑間「全く…宝の持ち腐れというか、何というか……」

高尾「どういう意味?」

緑間「名前先輩は要注意な人だが決して悪い人では無い。以前、愛用しているテーピングがどこの店でも品切れで悩んでいた時…名前先輩が調べて隣町まで買いに行ってくれた事があるのだよ。あの情報網、あの行動力…少しは、尊敬している。……高尾、明日の朝練遅れるなよ」



──ガチャン(緑間退室)




高尾(真ちゃんにああ言わせるなんて…すげーな、名前サン!)








[*prev] [next#]
[mokuji]