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女子3名+仮女子4名+黄瀬





苗字「ゲスト2人目、連れてきたよ!」

黄瀬「海常高校の黄瀬涼太っス。いきなり呼び出しって何なんスか…名前センパイ……」

笠松「き、黄瀬!!?」

黄瀬「あれっ笠松センパイも呼ばれたんスか!?」

相田「えっ…名前さんってキセキの世代とは2才差ですよね?黄瀬くんがバスケ部に入った時には卒業してませんか?」

苗字「うん。涼太ちゃんとは、私がOGになってからの付き合いなんだ! 私、週一で帝光中のバスケ部遊びに行ってるからね」

桃井「帝光中学校の職員玄関には、名前先輩専用の下駄箱が用意されていますよ!」

氷室「凄いね!」

笠松(この女何者)

苗字「キセキの世代の中では、涼太ちゃんが一番私と仲良しだよね!」

黄瀬「…そうっスか?」

笠松(…黄瀬が女子に対して冷たいなんて珍しいな)

苗字「よーし、いじり倒してやるぞ!」

実渕「名前さん動じないわね…」


苗字「涼太ちゃんについてトーク!」

高尾「唐突っすね!」

苗字「この前、海常高校に遊びに行ったんだけどね…」

笠松(何故。いつの間に)

苗字「涼太ちゃん、誰もいない屋上で鏡見てポーズを決めてて…」

黄瀬「!?」

苗字「オレかっこ良い…ってぼやいてた!」

相田「うわ」

高尾「ブハッ…マジで!?」

桃井「うふふ、きーちゃんたら!」

黄瀬「名前センパイ何バラしてんスか!!」

実渕「仕方無いわ! お年頃だもの!」

氷室「大丈夫…、恥ずかしく、ないよ…」

黄瀬「フォローになってないっス!!!」

笠松(トークになってねぇ)


苗字「うん、涼太ちゃんがゲストだと話が盛り上がらないね!」

黄瀬「ひどっ!」

苗字「あ、そうだっ涼太ちゃん! 近くのコンビニでお菓子買ってきてよ! はいお金!」

黄瀬「パシリじゃないっスか!! 何で!? オレ、ゲストで呼ばれたんスよね!?」

苗字「涼太ちゃんちやほや、つまんないから! 他の恥ずかしい情報バラされたくなかったらとっとと行ってこいよ★」

黄瀬「……はい」

笠松(脅しだ。理不尽な脅しだ)

桃井「名前先輩の威力…半端無いですね!」

相田「貴女…楽しそうね」









黄瀬「名前センパイ…行ってきたっスよ…」

苗字「ありがとう! お釣りはあげるよー! 涼太ちゃん帰ってきたし、ゲスト交代しよっかな。次の人呼んでくる! 涼太ちゃん、まったねー!」



──ガチャン(名前退室)



黄瀬「名前センパイ…ひどいっス」

相田「お疲れ様。黄瀬くんの評価が少し下がったわ」

高尾「黄瀬、マジ不憫!」

黄瀬「うぅー…」

笠松「なあ、黄瀬…あんなのが先輩ってどうなんだ?」

黄瀬「はは…。でも、悪い事ばかりじゃないんスよ」

笠松「?」

黄瀬「中学時代の話なんスけど……試合会場でファンの子にタオル盗まれちゃって困ってた事があったんス。そんな時オレにたまたま来てた名前センパイが声かけてくれて…オレが試合してる間に、探し回って取り返してきてくれたんスよ。人使い荒いけど、本当は後輩思いな良い先輩なんス! …お釣りここに置いとくんで。それじゃ、また!」



──ガチャン(黄瀬退室)




笠松(……たくましいんだな。黄瀬も、あの女も)








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