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性欲セリオーソ




※ほぼ会話文
※キャラが大崩壊
※オチが無い!








「小太郎先輩に質問です」

「何ー? 名前ちゃん」

「赤司くんに、性欲って存在すると思いますか?」

「……え」

「想像出来ないんですよ。赤司くんがああいうのとかこういうのとかしてるところ」

(オレに訊かれてもわかんないよ!!!)

「どうなんでしょう? 赤司くんでもそういうのしますかね?」

「えーっと……それは、赤司に直接訊いてみたら?」

「そうですね…。私、赤司くんを探してきます!」




(…はあ、唐突すぎて吃驚した…)

「小太郎」

「ぎゃああ!!! 赤司どっから出てきたの!?」

「そこの植え込みからだ。名前の声が聞こえたから様子を見にきた」

「……そ、そっか」

「小太郎、僕の名前と何を話していた。内容によっては首を絞めるぞ」

「大した話じゃないよっ!! ……あのさ、赤司…」

「何だい?」

「赤司って性欲ある?」

「そうだね。名前に関してなら」

「あるの?」

「もちろん。この前体操着姿の名前を見かけたんだが、あの日の夜〈中略〉だった。もう名前が可愛すぎて」

「……………そう」

「何故うちの学校はブルマが無いんだろう…。名前の際どい太股ラインが見えないのが残念だ」

「……………そう」

「ああ、名前の使用済み体操着が欲し「赤司くん!」

「名前ちゃん!?」

「名前、偶然だね」

(偶然なんだね……赤司)

「赤司くん、小太郎先輩のところにいたんだね! 探しちゃった」

「連絡してくれれば飛んでいったのにな…」

「赤司くん優しい…! それはそうと…あのね、私赤司くんに訊きたい事があるんだ」

(名前ちゃん、訊かない方が身のためだよ。あと、赤司の前で二度と体操着姿晒さない方が良い)

「赤司くんって性欲あるのかなって」

(訊いちゃったアアア。どうすんの、赤司どうすんの)

「? 小太郎先輩どうしたんですか、顔が青いですよ」

「いや…実はね名前ちゃん。赤司、名前ちゃんの体操着姿で…」

「何の話だ、小太郎。名前、僕にそんな疚しいもの在る訳無いだろう? 僕は名前を純粋に愛しているんだからな。結婚して子作りを考えるまで手は出さないよ」

「やっぱり赤司くんは素敵な男の人だね! ところで、小太郎先輩と何を話してたの?」

「明日のメニューについて少しね。小太郎はノルマの5倍をこなすそうだよ」

「小太郎先輩、さすがですね!」

(うっわ、オレの死亡フラグ確立じゃん)


 洛山高校は今日も平和です。




fin.

(2013/07/16)



セリオーソ…音楽用語「厳粛に」



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