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…総司の声。
俺は総司の言葉と声に、思わず笑ってしまう。
あの時と変わらない喋り方。
俺はくすぐったい気持ちが胸の中を支配した。

「はじめ君。」

「何だ。」

「キスして良い?」

「え?」

俺が驚いた様な声を出してる隙に、総司は伸びてしまった足を屈めて俺の唇を奪った。


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