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7月19日 この日はあいにく前日から降り続く雨で、朝から振っていた。 台風の様な強風が過ぎ去った後だから…仕方が無い。雨…‥雨と言えば…総司と出会ったのも雨の日、雨上がりだったか…。 俺はそんなことを想いながら、約束の場所に赴いた。 石段を上がってて、ドキッとした。 総司が居たであろう場所に高校生ぐらいの人が傘をさして立っていた。 いくらなんでも、そうそう…出来すぎた話など有るわけないか…。 俺は俯き、ジャリジャリする足元を、気よつけながら歩く。
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