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「あんた誰か待ってるのか?」
俺は声を掛けたが、無視された。 聞こえなかったのだろうか‥。 俺は肩を掴んで声を掛けた。
「おい。」
振り向いた、名も知らない人物は戸惑っているようだった。
しばらく、沈黙して声を掛けられたそいつはが小首を傾げながら声を返した。
「あ、あの‥僕に声を掛けたの?」
僕? と言うことは男か?。 今度は俺が戸惑った。
「そうだが。」 「僕が見えるの?」 「はぁ?」 「だから、僕が見えるの?」
俺は、反応した言葉に平すら困惑した。 なぞなぞか頓智の類だろうか?
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