甘い葉の香りと、日射しと、土の匂い。

切なくなるような、何かに急かされるような、
だけどどこまでも空白な季節の中で二人は出逢った。

孤独に死んだ一人の少女を隔てて、
夏の暑さに絡めとられるように、
少しずつ、その距離は近づいていく。






(動けない夏を、壊して、)





壱:狐の
  
弐:

参:

四:




  
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