その時だった。
「ヒ…ヒバリさん!」
ガラッと音を立てて入ってきたのは、ボンゴレ十代目…沢田綱吉だった。
「何だい?騒々しい…」
「や…山本が…」
(……!)
沢田の顔色は蒼白で、今にも気絶しそうな状態だった。
顔を見ただけで、良い報告ではないって事は分かった。
「山本は…どこなの」
沢田は一瞬躊躇ったが、僕の顔を見て
「ついてきてください…」
俯きながら、走り出した。
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