「そんな…」

がくりと肩を落とす山本。

俯く瞳に光はなかった。



最後の砦だった。

あの日から雲雀の姿を見てなくて、


もう既に転校したという噂まで経っていた。


でも、今日の帰りに綱吉から聞いた

「雲雀はまだ、転校していない」

という噂を信じてここまでやってきた。

なのに…

「何でだよ…ヒバリ…」


歯を食い縛り、山本は呻いた。


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