数十分走り続けただろうか。

流石に情報が足りなすぎた。

雲雀を見つけられるわけもなく、山本は息を切らしながら歩みを進めた。


山本の向かった場所…それは


いつもの場所

応接室。

そこだけだった。

そこしか考えられなかった。

もう夜中の10時をとうに過ぎた時間だった。

校門の前で、三階を仰ぎ見る。

そこに灯りのついている部屋は…









なかった。



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