数十分走り続けただろうか。
流石に情報が足りなすぎた。
雲雀を見つけられるわけもなく、山本は息を切らしながら歩みを進めた。
山本の向かった場所…それは
いつもの場所
応接室。
そこだけだった。
そこしか考えられなかった。
もう夜中の10時をとうに過ぎた時間だった。
校門の前で、三階を仰ぎ見る。
そこに灯りのついている部屋は…
なかった。
- 52 -
≪
≫
back
Top
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -