「何で…見たの」
山本は閉じていた目を見開いた。
それは、意外過ぎる言葉だった。
「え…?」
「はッ…軽蔑しなよ」
宿主は、口を歪ませた。
「違っ…」
「怖くなったら帰りなよ。見逃してあげる」
「ちょっ…待った!!」
話を遮られ続け、武が叫んだ。
「俺は軽蔑なんてしてないぜ…?」
宿主は驚いたような顔をすると、また自嘲めいた笑みを作りだした。
「君……度胸あるね…」
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第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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