「でも…食べたくないな」

「!?」

山本はショックで顔を強張らせた。

そんなに酷かったのか。

「何泣きそうになってんのさ」

雲雀は少し眉を潜め、さも当然のように言った。

「こんな可愛いの…食べられないよ」

「!!」

山本が雲雀を見ると、ふんと鼻を鳴らしてそっぽを向いてしまった。


「…ひ、ヒバリ〜!!!」

わあぁっと雲雀を抱き締める。

「触るな…暑苦しい」

そういう雲雀も、力ずくで引き離そうとはしなかった。


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