獄寺含むボンゴレファミリーは今、丁度夕食をとっている真っ最中だった。
夕食会の前に、獄寺が守護者に例の事態を説明していた。獄寺が淡々と述べていくなかで、守護者である誰もが悲しい表情を浮かべた。
会場には、群れるのが嫌いな雲雀は勿論、ボスである綱吉さえも会場には来なかった。
会場は、重苦しい空気に包まれている。
まるでお通夜状態だ。
カチャ、カチャ…。
無機質な音が響き渡る。
誰一人、口を開かない。
「そ、そういえば、ボンゴレはどうしたんです…?」
場の空気に耐えかねたのか、ランボが話題を出した。
暫くの沈黙の末、獄寺が口を開いた。
「十代目は…自室で眠っておいでだ」
「ったく…ボスが規則を破るなんて大問題だぞ。」
リボーンが獄寺の話に便乗した。
いつもは拳銃を持って綱吉を強制で連れてくるリボーン。
流石に今回は、ぶつぶつ愚痴を言っただけで連れて来ようとはしなかった。
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