獄寺含むボンゴレファミリーは今、丁度夕食をとっている真っ最中だった。

夕食会の前に、獄寺が守護者に例の事態を説明していた。獄寺が淡々と述べていくなかで、守護者である誰もが悲しい表情を浮かべた。

会場には、群れるのが嫌いな雲雀は勿論、ボスである綱吉さえも会場には来なかった。

会場は、重苦しい空気に包まれている。

まるでお通夜状態だ。

カチャ、カチャ…。

無機質な音が響き渡る。


誰一人、口を開かない。


「そ、そういえば、ボンゴレはどうしたんです…?」

場の空気に耐えかねたのか、ランボが話題を出した。

暫くの沈黙の末、獄寺が口を開いた。

「十代目は…自室で眠っておいでだ」

「ったく…ボスが規則を破るなんて大問題だぞ。」

リボーンが獄寺の話に便乗した。

いつもは拳銃を持って綱吉を強制で連れてくるリボーン。

流石に今回は、ぶつぶつ愚痴を言っただけで連れて来ようとはしなかった。


- 23 -





Top

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -
back