白目のまま固まる綱吉。
それを見て慌てる獄寺。
「ご、誤解です十代目!好きなのは守護者全員です!」
「もっと重症だよ!!」
思わず綱吉が突っ込む。
「ち、違います…えっと…守護者は…あの……家族の様に思ってると言うか…その…」
獄寺は両手の人差し指を突っつきながら、もじもじしている。
だが綱吉にはちゃんと伝わっていた。
「…皆大切なんだよね?分かってる」
「お…怒ってますか…」
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焦る獄寺を抱き締め、広い額にキスを落とした。
「…なっ…ななな…」
慌てふためく獄寺。その顔は真っ赤に染まっていた。- 32 -
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