死にたい。


喉を切り裂いて、散りたい。




なのに


山本…君はそれさえ許してくれない。


僕が、君の生きた証を傷つける訳にはいかないから、わざと喉に書いたの?




「いい根性してるね…」


口元だけの笑みを浮かべ、雲雀は草壁のいる自室に戻った。


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