雲雀の横で、山本は混乱していた。あくまで笑顔だが。


胸の鼓動が高まる。

身体は完全にリズムを覚えているはずなのに、足はふらふらと千鳥足。まるで酔っ払いのようだ。

山本は目を笑顔で誤魔化しながら瞑り、必死に平常心を意識した。

頼む…震えないでくれ…ーー

思いが通じたのか、身体は自然と元の動きに戻ってきた。

その時ーーー


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