ふっ………


「……ッ」


綱吉の視界が揺れる。


精神はピークを迎えていた。


「獄寺…君…」


「十代目!」



ドア越しに待機していたボスの右腕である獄寺隼人は、気絶した綱吉を抱き抱え、無言で出ていった。



残ったのは、虚無感とやり場のない悲しみだけだった。




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