詰めが甘いよって言われるのがわかった気がする。 恋愛なんてゲームだって言ってたあの人の駆け引きを甘く見てた。 私にとっては違えど、あの人にとってはゲームなんだから、スキルフルな手段を使われても文句は言えない。 その事実に十分な注意を払わなかった私の完敗。 結局絆されたのは私。 「水嶋先生、好きです」 「はいはい、わかったわかった」 「本気なんですけど」 「そっかそっか、僕も好きだよ」 「……嘘つき」 あーあ、私、本当にばかかも。 こんなに本気になっちゃって。 向こうはお子様相手に振り向いてはくれない。 だから。 お子様を卒業するまで、一方通行な想いを勝手に持ってていいですか? アイアムアブソーブドゥインユー (だーめ) (それくらい許してくれたっていいじゃん、ケチ。) 2011/01/08 |