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テーマ「化学物質」で書こう!

水嶋
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誰もが羨む長身。
私を抱き締める逞しい腕に、頬を包み込む大きな手。
組んだ時に綺麗な形を作るすらりとした足。
誰よりも甘いマスクに、聞いただけで私を落とせちゃう声。

「こっちに来なよ、月子」

その声に私はふらふらと釣られてしまって、いつの間にやら彼の腕の中。

彼は愛の言葉が好きじゃないからあまり言ってくれないけど、その代わり私への想いを体で示してくれる。

ギュッと強くハグをして、そっと唇を重ねて、深く、深く、口づけて。
それ以上はしたことないけど、きっと彼ならいつか私を彼の腕の中で大人にしてくれる。
でも今はまだ私がお子様だからお預け。

それといつも私を虐めてくるけれど、それは彼なりの愛情表現でもあるから、それすらも愛おしい。



そんな双子座の、彼。



でも、そんな彼には欠点があって。

私を彼なしじゃダメにしちゃったの。
彼の手も足も言葉も唇も、全部私のもの。
どれか一つ欠けてもダメなの。

彼は私にとって、麻薬。
いや、麻薬よりも酷い中毒を引き起こす、そう、例えば水銀のようなもの。

きらきら、ぷるぷる。
化学物質なのにも関わらず(いや、化学物質だからかもしれない)、一部の人に美しいと言わせるそれは、実は猛毒で、危険。



それに魅せられたら最後、もう抜け出せない。それなしではもうダメ。

そんな、中毒。





水銀に魅せられて
(触れてしまったら、冒されますよ?)





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化学が好きなんだから、それをテーマにしたお話を書こう、ということで出来たお話。あれ、でもうまく使えてない気が…orz
まあでも本当に水銀って常温で液体で、銀色に光って綺麗だけど、毒性がとても強くマジで危険です。


何かメッセージなどございましたら下からどうぞ。
私の活力になります。








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