365 | ナノ



王馬小吉くんについてと彼らの記憶について

※前回の感想で王馬くんにちゃんと触れられなかったので書いておこうかなと。思ったこと書いてるだけなので時系列めちゃくちゃでまともな文章ではないです。
そのほか記憶についての可能性など。
V3のネタバレしてるので未プレイ未クリアの方はご注意下さい。





























王馬くんは4章でこのクソガキふざけんなと正直思ってたんですが5章と6章の彼の部屋でひっくり返されて呆然としました。
けどしばらく4章の印象が強すぎてプレイ終了後は嫌いでもないけど好きにもなれないなあと思ってました。

そしてもう一度プレイし直してみたら見方が変わってきたのでいろいろと。

彼はどこから嘘をついていたんだろうかと疑問に思ったんですが、一章終了後あたりから動き始めてる感じがしたのでもう早い段階で自分を偽りつつ計画練ってたんですね。とどめを指したのが動機ビデオなんじゃないかな…。
こんなつまらないゲーム(笑えないゲーム)をどうやって終わらせたらいいのだろうかと考え始めたのがここだったのではと推測してます。
6章で明らかになった彼の所属する秘密結社のモットーがあれでしたからね…。
メンバーがどうなったのか、気が気でない癖に飄々と嘘をついていたのかと考えると胸が痛くなります。

あんなに証拠品持ち帰って、人間関係まで把握して、誰をつつけばどういう行動に出るのかしっかり把握してるなんて天才か。小さい体でよくあんなに動けましたね。それでもやらなければこのゲームは終わらない。王馬の本気が見えました。

プレイ中はあまり深く考えてなかったんですが、王馬の勝ちって生き残ることではなかったんですね。
自分がクロで一人生き残ることも違う。
最後の二人になることも違う。
首謀者を殺して勝つことも違う。
コロシアイゲームを殺すことだけが王馬の勝利になり得るのか、と最近気づきました。
王馬はこのゲームだけではなくてダンガンロンパそのものに勝ったのかと思うとすごいこの子どこの神の子だよと思います(笑)
それを推理した最原くんもすごいし、推理できると信じて託して王馬くんはプレスされたのかなって考えちゃいます…。

途中まで狛枝ポジションの子かな?と思うこともあれば、本当に黒幕なんじゃないかと思わせる彼の演技力には脱帽します。本当、すごいよ王馬くん。

本当に彼が黒幕で、いい理由付けして終わってくれたら良かったのに。
でもそうはいかないんですよね、いい話で終われないのがダンガンロンパ…。

DICEとして暗躍する彼の姿も見たかったです。彼のカケラMaxの後に出てくるスキル、優しい嘘。これが2周目をやる勇気をくれました。(もうお話辛すぎて、それまで周回できる気力がなかったです)
王馬くんはどこでどんな嘘をついてたっけ。誰のために、何の嘘をと思ってもう一回プレイしました。
4章だけはごめんなさい。辛いから裁判まで行けないです。ゴン太にきつく当たってたのも辛さの裏返しかと思うと涙が止まりません。
ゴン太も辛いし王馬も辛い。オシオキシーンなんてもっての他。
いつものシリーズではオシオキシーン見返せるんですけど、今回は是清以外見れないです。つらい。
ああ、是清が嫌いとかではないです。むしろ好きです。
動機が動機な上に幽霊になって姉に塩かけられるとかご褒美にしか見えなくて…すみません。お姉さん可愛いってのもあります。今回のオシオキの中で割と彼はぬるい方だと思ってます。




あと彼らの記憶についてなんですが、もうこれはきっと、答えなんて無いかなと思いました。
超高校級でない記憶をAとして、植えつけられた超高校級としての記憶(ゴフェル号うんぬん)がBだとすると、AがBに上書きして植えつけられていた可能性もあるんじゃないかなと。
最初の本当の記憶が実はBで、Aを上書きして、それからBをもう一度上書きする。ということも可能なのではないでしょうか。
だから卵が先か鶏が先かわからない状態なのかなと思いました。嘘の始まりはどこなのか、嘘の嘘は本当に真実なのか。むしろ明らかになってない記憶Cが本当のことかもしれない。
なんかもっともらしい事言ってるつもりになってますけどわたしは頭が悪いので間違ってる可能性の方が大です。ごめんなさい。
でもこう考えるとあのオーディション映像が本当の彼らではない気がして、少し救われるんです。あんな百田と赤松と最原、わたしは嘘だと思いたいの。そうでなければつらい。
結局どれが正解かわからない猫箱みたいな話だからあとからじわじわ想像を膨らませられて面白いのかもしれません。2の終わりみたいに。



なんかV3を想う度につらいつらい言ってる気がします。
それだけ今回のストーリーをそのまま鵜呑みにしてしまうとキャラが可哀想でならないんですよね…。ああでもこういうの嫌いじゃない…。みんなが幸せになる可能性が僅かでもあるなら、夢を書きたいと思います。



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