カブトムシ


悩んでるからだが暑くて
指先が凍えるほどつめたい





「はよいいや。和葉。」

「…無理や。」



別れようなんて、いわれへんよ。
だってアタシ、弱いねんで。


別れようと思ったのは、平次のため。
あの子のため。






少し背の高い、平次。
耳に寄せたおでこ。
甘い匂いがしたのは過去のこと。





平次。

生涯あんたんことわすれへんから。

せめて、せめてな。

アタシのこと、ちょっとはおもっとってな。



さよならやで。平次。























「…ていう夢を見てな、俺は不安になったぜ服部。」

「あほぬかせ工藤。俺は和葉以外考えられへん。お前かてそうやろ。」

「もう蘭から離れやしねえよ。もうずっとそばに置いときたいぜ…。」

「甘いな工藤。」

「は?」

「俺は和葉を首輪に繋いで部屋に閉じ込めて毎日鳴かせたい。」


「遠山さんの為にお前いっぺん死ねよ変態。」









ギャグオチ
ちなみにaikoさんのカブトムシから。



「」




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