それはちょっと


京都泉心高校より

「えーなぁ改方は…。」


「なぁ…。あんなかわえー女があんな必死に応援してくれるんやで。」


「ほんま羨ましいわ〜。」


「彼氏おるんかいな。」


「さぁ〜。でも服部の女って噂やで?」


「…先輩、その女ってもしかしなくてもポニーテールの方ですか?」


「そやそや!めっちゃ別嬪の!」


「セーラー服やけどあれはスタイルもええで!」


「…その話、沖田先輩の前ではしない方がええんとちゃいます?」


「?なんでや?改方の服部の女やぞ?」


「沖田関係あるんかいな?」


「いや、あの…。」






「…改方の…誰の女やて…?」



(…きいてはったんかいな…。)



「え…。服部の…。」


「ちゃう!!和葉は俺のや!!」


「は?沖田?」


「和葉って…。改方のかいな?」


「せや。和葉は服部のやあらへん!!」


「なんや…。沖田駄々っ子みたいやな〜。」


「でも服部の女って噂やで?」


「…かずはは俺のやの…(うる)」


「!!せ、せやな!噂やしな!!」


「やーでも沖田の彼女別嬪やな!!あはは…。あは…。」


(…沖田先輩に先輩方もよわいですね…。)




一方、改方学園では


「はぁー、遠山合気道やなくて剣道部のマネやればええのに。」


「まぁ、試合にはきてくれはるんやし、ええやないですか先輩。」


「服部がおるからやろ?」


「え?遠山先輩って京都泉心高校の沖田の女って噂ですよ?」


「…まじか。」


「あいつらほんまにただの幼なじみやったんか?」


「いやでもそんな風にはみえへんしなぁ…。」


「うーんー。」





一方和葉は


【沖田とだけは付き合うんやないで!!平次】

【服部やなくて俺にしとき!!総司】




「…こいつら一発しめたるかいな。」



和葉の溜め息は平次と沖田に届くことはないだろう。永遠に。










沖田→和葉←平次






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