流石お金持ち!

今日から私の自宅でもある場所にたどり着いたぜっうぇーい!!

ん?無駄にテンションが高い?気にするな!
ん?どうやって家まで来たか?気にするな!

とにかく、私は高級そうなマンションにイケメンくん……名前は佐久間次郎というらしいので佐久間くんと呼ぶことにしよう………まあ、とりあえず佐久間くんとともにオートロックを鍵で開き、入った。

……うん、なんというか高級オーラがだだ漏れでっせ!なんか私この場に合わない気がする!ペンギンの姿でよかった!

なんて、考えていると早くも自宅の部屋についたらしい。
開けるとまあまあ、またもや高級オーラを放つ絵画が玄関に飾ってあり。
明らかに高そうな花瓶やら、お皿やら――………

なるほど、これが金持ちというやつですね★

まじで佐久間くんに飼われるようになってよかったかも。
ぜいたくな生活ができそうだよ!!

「これからよろしくな、俺は佐久間次郎」

「きゅう!」

よろしく!と返事したつもりで手をあげながら鳴く。
やだ、自分で言うのもなんだけど可愛いわ。
なに、きゅうって。前世の姿だったら全米が引くほどのキモさなのに、ペンギンだから許されるってイイネ!

「え……っと、お前の名前は今日から……」

そういえば名前つけてもらってなかったね。
ペットとして飼うんだから名前くらいつけてもらわなくちゃ!
出来れば可愛い名前がいいなーなんて願望があったり。
あ、それか苺果に近い名前で!





「ペン子だ!!」


……………ごめんなさい、佐久間くん。
もうちょいマシな名前ないんですかね??


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