はじめまして飼い主さん

ピンポーン、と無機質な電子音が聞こえる。
あ、もしかして新しい飼い主とやらかな。
うわーすげーきになるー(棒読み)。

私は飼育員さんに抱かれて一緒に飼い主さんをお迎えに行くことに。


「いらっしゃい、次郎くん」

「こんにちは、いつもお世話になってます」

出てきたのは眼帯のテライケメンくんですた。

え、ちょ!このひと…かっこよすぎねぇかい?
女の子みたいなさらさらな髪にキリリとした瞳。
うわあ…芸能人みたい。




「必要なものは既に送ってあると思うけど…」

「あ、大丈夫です、届いてます」

「それじゃ、この子をよろしくね」

「はいっ」






「じゃあ、元気にしてるんだよ?」

…すみません、イケメンくんに見とれてて話聞いてませんでした。もしかして、もうイケメンくんの家にいくの?
早くないかい?

「ありがとうございましたー」

「可愛がってやってくれよ、次郎くん!」


というわけで…

苺果!
第二の人生を彼と歩みます!


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