「……それで、心愛さんは目を覚ますと縮んでいたと」

「いえす、あい、どぅー」

私服に着替えた春奈ちゃんは私の前に正座した。ついでに私も正座なう。

「どーしよー、春奈ちゃーん……」

「そう言われましても……昨日何かしましたか?」

そう言われても何も思い当たることない。
てか、昨日何してたっけ。

「はあ……本当、どうしましょう。唯一よかったことと言えば、心愛さんが無職だったことですかね……」

「ちょっと、春奈ちゃん?それ嫌味かな?」

というより嫌味にしか聞こえないよ酷いよ春奈ちゃん!

prrr....prrr...

「?着信音…?」

「あ、私ですね、ちょっと電話するんで静かにしててください」

そういいながら春奈ちゃんは少し離れた場所で電話を始める。
ちょっと待って、今の一言って私が静かにしないって言ってるみたいなんだけど…


「……はい、音無です。…え、今からですか………、はい、……分かりました。……失礼します」


電話が終わったようで此方に戻ってきた春奈ちゃん。
と思ったら突然脱ぎ出した……て、ええ!?


「ちょ、春奈ちゃん!?何で脱いでんの!?」

「あ、そうでした…心愛さん、私今から緊急会議があるそうなので雷門中行ってきます!」

絶対に此処から出ないでくださいね!と言い、早くも着替え終わった春奈ちゃん。てか、マジで早くね?

「それじゃ、行ってきますね!」

「んー、いてらー」

春奈ちゃんを見送り、一息つく。
……うん、この先どうしよう。