「うぉおおおおおおおおお!!!」


サッカー棟を見つけ、入るとフィールドではふわふわした茶色の髪の少年(たぶんキャプテン)が、指揮者のような、化身をだしていた。

この雷門サッカー部は、化身出す人いたんだ………。
そう思ったけど、すぐさまその考えは違うと分かった。
様子がおかしい。化身を出し慣れていない。
それにチームメイト全員が驚いた顔をしている。

私は近くで見る為、フィールドの寄って行った。

「おお……!化身の共鳴現象!ランスロットが神童くんの心の奥に眠る資質を、呼び覚ましたのです!」

相手側のベンチで立ち上がり腕を広げながら語る男。
フィフスセクターの人間だろう。ついでに、相手のチームも全員。

よく見るとキャプテンの人はもう一人の改造制服?を来た中二っぽい少年と対峙していた。

「雷門を守るのは―――俺だぁぁぁぁあああ!」

キャプテンの人は叫ぶ。我を忘れているのだろうか。
私の予想だと――フィフスセクターの相手のチームと戦って、傷つけられていくチームメイトを見て精神的に追い詰められたのだろう。
そして、化身を出し……雷門を守るのは俺だ、と言い放ったのだと思う。

ここで「キャプテン!」と言いながら出てきたチョココロネヘアーの………って、天馬!?
何故に天馬がフィールドに!??
天馬とキャプテンの人は少し会話をした後、「どけ!」とキャプテンは天馬を払った。

「俺はキャプテンなんだ!サッカーを守らなくちゃならないんだ!」

「できるかな…?潰してやる、この俺がな!」

キャプテンの人の言葉に、中二少年は反応し叫んだ。
そして、化身をだし――ボールを蹴った。
そのボールを、キャプテンの人が打ち返す、が力不足なのか上にボールが上がった。
お互いにジャンプし、ボールを取り合おうとした瞬間――


「そこまでです!!」

制止の声が、かかった。


そこからの会話は小さくてよく聞こえなかった。
分かるのは、相手チームが撤退するということ。

その前に――私はしなくてはならないことがある。


私は手元にあるボールを思いっきりフィールドに蹴り出した。

バシンっ、と大きな音を立ててバウンドするボール。
視線は自然とこちらへと集まった。うん、今言おう。


「ちょっと待ってくれるかな、そこの相手チームさん?」


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うーん…わかりづらい。
説明苦手だ(´・ω・`)